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今日は寒かったですね~。
子供のサッカー見に行ってましたが、
凍え死ぬかと思いました。
どーもしゃちょーです。
寒いとはいえ、確実に春めいてきてます。
まずは年始から収穫スタートしたアカシア。
昨日の収穫をもって今期の出荷は終わりました。
この時期になると何もしなくても花が咲きます。
そう明日3月8日は『ミモザの日』。
イタリアでは3月8日は男性から女性へミモザの花をプレゼントするんだそーで。
国際女性デー?
合ってる?←誰に聞いてる?
何を隠そうワタクシしゃちょー夫妻は新婚旅行でイタリアに行ってるんです。←自慢
で行った時期がホントにたまたま『ミモザの日』。
町中いたるところのマルシェにミモザの花が大量にあったのを覚えています。
ただ、ローマに行った日が日曜日ということもあり
イタリア人は本当に『ローマの休日』を取るようで、
お店がすべてシャッター閉まってましたけど。
そんなこんなで、その時はミモザの日のことなんて知るはずもなく。
それくらい日本でも認知されてなかったのに。
今では日本でも『ミモザの日』が出来上がってる。
それはそれでいいんでしょうけど。←ちょっと不満(後で説明)
ミモザとはアカシアのミモザという品種を指すわけで、
当社ではミモザのほかに十数種類のアカシアを栽培してます。
なのでミモザの日なんて関係なく出荷してます。
ドライフラワーにもなるし何よりカワ(・∀・)イイ!!←最近のブーム
収穫最終日のアカシア↓↓↓
最後だけあって多少の傷みがありましたが、お買い上げいただいたお花屋さん含め
関係者の皆様今シーズンもありがとうございました。
次回は来年の1月。
一旦さよ~なら~。
その3月を境にアスターもかなり状態がよくなってきてます。
今年から新たに花の少し大きめな品種を導入し、あれこれ試してます。
蕾はこんな感じ↓
今まで栽培してきたアスターの蕾がこれ↓
だいぶ大きいように見えます。
っで、咲くとこんなの↓
これらの花たちは種苗メーカーといわれる種屋さんから種を購入して栽培します。
今作ってる花はその種苗メーカーからの試作依頼で栽培してるもので、
本当に種が売り出されるのは数年先。
ということは一般の方がこのお花たちをお花屋さん、
もしくは花生産者のとこで見れるのはもっと先ということですね。
こういったお花って、その種苗メーカーのブリーダーといわれる方々の
努力の結晶なんです。
今栽培しているのは国内で交配して作られたアスターですが
(中には海外で作られたアスターもあります)
例えば赤の花に白の花の花粉を受粉すると『優勢の法則』だったかな?
ていうのがあって赤と白の両親の良いところが発現します。
なので赤が強ければ赤が咲くし、白が強ければ白が咲く。
で、その赤白から生まれた赤の花の種が10粒取れたとして、
10粒種まいて咲かせてみると、、、
赤が優勢だけど9粒は赤が咲いて1粒は白が咲いたりする。
こういうことをずーーーーーーーーーっと繰り返して赤だけの種を作る。
またはその花の良いところを伸ばしたり、自分が作りたい新しい花を作ってるんです。
気が遠くなるような時間をかけて。
私には無理です。←飽き性
そういうブリーダーの思いやストーリーから我々生産者はバトンを受けてます。
話せば長くなりますが、簡単にはできないってことですね。
ていうかそんなに詳しくないから合ってるかどーかは知りませんけど。←無責任
でもそんな思いやストーリーの結晶がこの花なんです↓
なので、今回この花を作ったブリーダーさんとお話しして、
この春の時期にこの花のポテンシャルを最大限引き出せるような
栽培方法でやってみようとチャレンジしてます。
まだそのチャレンジしてるハウスに到達してませんが、
その前のハウスですでに結果が出始めてます。
花を持ってるのは宮崎出身せーなポン。
これで20本。
すんごいボリューム。
なんかつらそうです。
せーなポンいわく、『これじゃ重すぎて筋トレですよ!』
『いやいや、それじゃあ花屋さんみんなムキムキやし。』
と思いつつも写真撮影に協力してくれたせーなポンに感謝します。
でもそれくらい立派なアスターに仕上がってます。
今年は自信もって販売できそうです。
そう、どんなお花にもストーリーがあるんです。
お花を作るために種を作る方がいて、
その種から花を咲かせる生産者がいて、
その花をまとめるJAがいて
その花を運ぶ運送屋さんがいて、
その花を花屋さんへ受け渡す市場がいて、
その思いを紡いでお客さんへ受け渡すお花屋さんがいて。
どこも重要な役割があるんです。
先日『花業界をアップデートする』という名のもとに
『CAVIN』という会社の方が来られたのを覚えているでしょうか?
その後このCAVINの営業・酒匂様から連絡があり副社長・犬塚様と来社されました。
副社長なんていうと、『おぉ、、』となりそうですが、
この方、なんと、、、28歳。
若ぇ。。。
というより、この若さで経営とは何かを心得てる。
自分は大したことないですが、共感できる話ばかりで超大盛上がり。
これからこの『CAVIN』がやることは、先ほど書いた”ストーリー”
を伝えること。
お互いがもっとその役割を認識してアップデートできるように。
ベラベラベラベラ喋ってたから多分そんな感じのこと言ってたと思う。←毎回同じ
とにかく若い人の感性とこれからこの業界を変えるというか
幸福度を上げるという信念。
惚れるぜ。
『一緒に何かやりたいですね』と固い握手を交わし、
また暖かくなったら遊びにおいでと超フレンドリーになれました。
最近来客多いですが刺激があり、充実した日々を過ごしてるような気がします。
先ほどの試作のアスターも使って頂いてる情報が入ってきて
許可頂いたのでこちらでも載せさせていただきます。
大野城まどかぴあにて福岡県産の花のみで装飾された展示になってます。
正直いつまで展示か詳細分かりませんが、なんとな~く今日までなような気が。。。
あ!今調べると3月9日までのようです!
お時間ある方はぜひ。
で、この装飾を手掛けたのは
大野城市にある『フラワーショップトビマツ』さんです。
以下お店情報↓↓↓
フラワーショップトビマツ
住所:大野城市下大利1丁目18-4 ベルフルール1F
TEL:092-585-1184
FAX:092-582-2085
営業時間:10:00-19:00(日曜日13:00)
定休日1/1~4 8/15~17
この飛松さん、これまたスゲー人です。
コンテストに出れば上位入賞、優勝数知れず。
そんな飛松さんのfacebook見て装飾に使っているのを発見するという。。。
すぐさまお礼のメッセージ送ると、
リアルタイムでお客様指名でアスター使って花束作ってると↓↓↓
いや~感無量です。
いろいろな場所でうちの花を使って頂けるのは本当にうれしいです。
コチラからも、もっと身近に花を飾ってもらえるように
お花送りにも力を入れようと思ってます。
お花を身近に飾ってもらうには、まず身近に花を飾れる環境を作らないと。
週末大田市場の仲卸フローラルジャパンの担当の方からTELがあり、
『ZOOM(リモート)で飲み会するから参加してくれませんか?』
とお誘いがあり参加しました。
メンバーはこの花業界の錚々たるメンバー。
バカ話から花業界の話まで幅広く楽しく参加出来ましたが、
ある生産者の方とこんな話に。
『日本は花を売る為だけの”物日”を作りすぎてる』
『=”物日”のみに花が大量に売れて、普段使いの花が定着しない』
まさに最初に書いた『ミモザの日』も例外じゃない。
違う国の風習を取り込むのはダメなわけじゃないと思うけど、
昔からある『クリスマス』、ここ最近は『フラワーバレンタイン』、
『ミモザの日』、『ハロウィン』、あとなんだっけ?
クリスマスは別として残りは数年前までは無かったイベント。
低迷する花の需要を確保するために作ったもので。
悪いというわけではないです。
ただ生産側もそのイベントだけ量を一気に増やすのは
これから先を見ても困難になってくるように思います。
天災や気候変動。
何よりこの間も書いた供給量が過剰になってしまうんじゃないかと。
逆にその反動で供給量が激減してお花が無くなるということも。
雇用面でもその時期だけ一気に人員を増やすということの負担が問題になってきます。
今後本当に考えなければいけないのはパイの増やし方だと思います。
今それを実現するために生産者でもできること。
身近に花を飾る週間ができるように。
自分にかかわる人に積極的にお花をプレゼントしてます。
ミーティングで使うカフェや喫茶店。
美容院。
子供の学校の先生。
友人。
先日撮影に来られた時、FBS福岡放送の重信アナウンサーにもお花を渡しました。
その時は出荷で余っていたお花を持って帰ってもらいましたが、
後日、花だけではなくハーブや草花も一緒にブーケにして送りました。
今は報道フロアの休憩室に飾って頂いてます。
以前はその場所にお花はなかったようでした。
ですが、そこに花があるだけで雰囲気が変わって会話の種になってるようで
Instagramにもあげてもらいました。
お花があるだけで会話が生まれるなんて感動です。
重信アナウンサーありがとうございます。
やっぱりお花は人を笑顔にするんです。
お花をもらうと花瓶が必要になるんです。
たぶん。
で、花瓶を置くと花が枯れてしまったら寂しくなるんです。
たぶん。
そしたらまた花飾ろう!ってなるんです。
たぶん。
お花を飾ると会話が生まれたり癒しになったりするんです。
たぶん。
今のような世の中だからこそお花は大事だと思うんです。
これ本当。
だから立派に育ってくれた花を無駄にしてはいけないんです。
この写真のように今の時期株元から枝が伸びてます。
この枝、通常は出荷の為に除去され廃棄されます。
でもうちのスタッフさんから
『しゃちょー、これ勿体ないですよ!』
と3人連続でつっ込まれてしまいました。
そしたら1人のスタッフさんが拾ってくれてました。
全然キレイ。
下枝でも花は花。
ごめんね、花。
明日からこの花も出荷いたします。
出荷量も増えてくる時期。
運送屋さんにも感謝しながら明日も頑張りますか。